2011年12月31日土曜日

餅を搗きました


今井家恒例の餅搗きをしました。

弟妹、子どもの5家族が集まり、50kgの餅をつきまし

た。餅米は親戚から分けてもらった「満月」という品種

で、おいしい餅です。

この臼に5kg(3升超)の餅米がはいっています。搗くにつ

れて、粘りと弾力が出て、渾身の力で杵を振り下ろさない

と餅に弾かれてしまいます。一臼(ひとうす)搗いただけで

息があがってしまいました。


右が搗き上がった餅です。

青海苔が入っているので薄緑色をしています。

さっそくカラミ餠、きな粉餅で食べました。

柔らかく、コシがありそしてホンノリ甘みのある美味しい

餠になってました。

親族が集まっての餅搗きって楽しいものです。

絆を確かめ合い、幸せを感じます。

この臼と杵、もう70年以上使ってます。

そして毎年12月30日に行なう餅搗き行事は、我が家で100年以

上続いていると思われます。大切にします。

2011年12月28日水曜日

星の子タロちゃん物語・5

                                                  
                                                     パパの後ろを登るタロちゃんとママ
                                               (ママが10才の時、ココを這って登ってたなあ)

今日は、タロちゃん初めての運動会です。

ヨーイ、ドン!
パパがスタートしました。速い!もうタロちゃんをオンブしてます。
「しっかり掴まってろ!」
「ウン!」
バナナの所まできました。お猿の面をつけてるタロちゃんは、なかなかバナナが取れません。バナナを取った時、すでにビリです。
「行くぞ!タロちゃん」

「パパ  速い!空が飛んでるよ!地面が後ろへ走ってるよ!」
一人抜き、二人抜きして、ついに1着でゴール!!!
「パパ、やったー!やったー!1着!」
バナナを振り回して大喜びのタロちゃんです。
「パパって、スゴイねえ」
「そうだろ、こう見えても足は速いんだよ。」

ますますパパを好きになったタロちゃんです。

しばらくして
「ママ、ボク・・・・・ママのお腹に入っていたように、パパの中に入れないかなあ。」
「どうして?」
「そうすれば、パパのように見たり、走ったりできるもん。」
「そうねえ、できるといいねえ」
「パパは背が高いから、遠くまで見えるし・・・・・入りたいなあ。」


2011年12月27日火曜日

来冬へ


写真の左側の薪は栗の木で、ストーブ用です。右は桧で、味噌づくり用です。違いは、広葉樹はストーブに、針葉樹は味噌用かまどに使います。ストーブ用薪は、ゆるやかに燃える広葉樹が、味噌用かまどには火力の強い針葉樹が適しています。
どれもご近所から頂いたものです。
右の写真は、これもご近所から頂いたものです。
樫と楢の木です。直径40〜50センチもあります。
今日、軽トラックで3回運びました。重いものは30キロ以上ありました。いま腕は筋肉痛!



ここで薪割りの登場です。
写真の左が、ハンマーとクサビです。これで直径90センチの薪を割りました!真ん中は3種類の斧です。この斧で、スパッと薪が割ると爽快です。薪割りにハマります。
右の黄色の機械は、薪割り機です。去年、那須高原で購入しました。モーターの力ですが、なんと7トンもの馬力が出るそうです。斧では割れない節のある薪でも、簡単に割ってしまいます。直径も30センチぐらいの薪なら、割ってしまいます。とても愉快です。鼻歌歌いながら薪を割れます。
これで来年の薪は、確保できました。ご近所に感謝!
もうこれだけで、幸せになります!幸せって単純です。

2011年12月21日水曜日

秋そして冬へ


先日の木枯しが、モミジの葉を落としました。
すると枝先が、紅く染まりました。
寂しくなった庭に、彩りを添えてくれます。
散ったモミジが、木の下を紅く染め上げました。
やがてモミジの葉は、色褪せて枯れ葉色となリました。
落ち葉は、集められ堆肥となり、畑の土に還っていきます。そこには無数の微生物が生き、野菜を育てます。モミジの葉は、野菜などの新しい生命となります。
以前は、落ち葉集めが苦痛の種でした。
ある時、「落ち葉はお札(おさつ)と思って集めなさい」と、お年寄りに言われました。今は「これはお札だ!」と、自分に言い聞かせながらやってます。
自分を騙すのは、ツライ時もありますなあ。
秋の営みに隠れるかのようにして、冬が忍び寄ります。
畑に、見事な霜柱ができました。
これを踏んで登校した子ども時代を思い出します。

木々を離れた落ち葉たちは、ご近所の敷地にも山と降り注ぎます。それを、当たり前のように掃き清めてくれます。田舎では、道路を補修する(道普請ーみちぶしん)のも地元住民でやりましたっけ。

2011年12月15日木曜日

星の子タロちゃん物語り・4

星の子タロちゃんは毎晩、枕元に好きなオモチャを置いて寝ます。それは、2年前のクリスマスの日に、ものすごく嬉しいことがあったからです。
クリスマスの朝、タロちゃんの枕元にサンタさんのプレゼントがあったのです。
「アッ!サンタさんが来たんだあ。でもエントツないけど・・・・」
「パパがね、窓のカギを開けておいてくれたんだよ。」
「そうか、窓から入ったんだ。」
それ以来タロちゃんは、枕元にオモチャを置いて寝るようになったのです。

「タロちゃん!どうしてオモチャを置いて寝るの?」
「あのねママ、サンタさんがプレゼントを持ってきてくれた時の、ウレシイ気持ちが忘れられないの。目が覚めて、オモチャを見るとね、その時のウレシイ気持ちになれるの。」
「そうなの。お休み、タロちゃん。」
「お休み、ママ!」

    ・・・・・・

「アッ サンタさん?サンタさんでしょ!」
「そうじゃ。サンタじゃよ。」
「サンタさん、お話ししてもいい?」
「少しなら、いいじゃろ。」
「あのね、サンタさんは、どこに住んでるの?」
「それはじゃね、タロちゃんが生まれる前に住んでいたお星様があったよね。」
「ウン。」
「そのタロちゃん星の隣りの星に住んでるのじゃ。それで地球にやってくると、フィンランドという国で準備をするのじゃ。」
「そこからどうやって来たの?」
「そこからは、トナカイに乗って来たんじゃよ。」

    ・・・・・・

「ママ、オハヨ。朝?」
「そうよ。」
「ママ。ボクね、サンタさんとお話ししたんだ!ボクが住んでた星の隣りに住んでるって言ってたよ。
アッ、プレゼントがある!!やっぱりきたんだね!」
「よかったね、タロちゃん。」
「パパー!見て!今年もサンタさんが来てくれたよ。」
「ウウ~ン、パパ  ねむい~。」


2011年12月8日木曜日

星の子物語り3・パパと一緒に!


山歩の入り口も、秋真っ盛り!
木の下から見上げると、葉っぱが輝いています。

このアプローチのイメージは、京都の竜安寺入り口です。ゆるやかな石段の両側は、モミジの木でした。晩秋、それも閉館間際に訪ねたので、静かに私たち夫婦を迎えてくれました。その時、
「山歩の入り口の両側にモミジを植えよう」と、心に決めたのです。

そればかりか、庭のイメージづくりに、京都の数多くの庭園を見させてもらいました。


孫が、「星の子タロちゃん物語り」のファンなので、その3を書かせてもらいます。

「タロちゃん、ママとお風呂に入ろ。」

「ヤダ!」

「何んでイヤなの?」

「だってママに洗ってもらうと、目にシャンプーが入ったり、痛かったり、乱暴なんだもん。」

「ゴメンね。優しく洗うから、一緒に入ろうよ。」

「ヤーダもん!あとね、ママとだとお風呂が熱いの!」

「じゃあ、誰と入るの?」

「パパと!」

「どうしてパパとなの?」

「パパはさ、頭だって、身体だってやーさしくやさしーく洗ってくれるんだよ。それにガンダムのことや、幼稚園のことも、ボクの話しをよーく聞いてくれるの!」

「そうなんだあ。じゃあタロちゃん!ママもパパと同じようにするから、入ろ!」

「ヤーダネ。」

「どうして?」
「それはね、お風呂は、オ・ト・コ・ド・ウ・シなの!」

「・・・・・・(^-^)/」








 

2011年12月5日月曜日

どうして朝は来るのかな?・・星の子タロちゃん物語 2


                                                                               山歩の朝

「タロちゃん、目が覚めた?オハヨ、朝だよ。」
「ウーン、もう朝?ねえママ、こうやって明日が来てくれるのは、どうして?」
「どうしてだろうねえ。フシギだねえ。」
「分かったよ、ママ!こうやって明日が来てくれるのはね、昨日が古くなっちゃったからだよ。」
「そうなの、タロちゃんって詩人だねえ。」
「お腹ペコペコ!起きよっと。」
                                                                                                        夕陽と富士山

夕ご飯を、お腹いっぱい食べたタロちゃんは、大好きなパパとお風呂に入りました。パジャマに着替えたタロちゃんは、ベッドへジャンプ!
「何してるの?タロちゃん!」
「ママ!こうやって手と足を縮めていると、暖かくなって・・・
アア、何て言っていいか、ボク・・・・・シ・ア・ワ・セ!」
「むかしむかし、あるところにおじいさんとおばあさんが・・・・・タロちゃん!アラ?寝ちゃったの。」
                                                                                                                   (娘から聞いた話し)

2011年12月3日土曜日

星の子 タロちゃん・・・孫の他愛ない話 1


  入り口のモミジも、日に日に色づいてきました。ここ数日の寒さが、葉っぱを色づかせています。
  手前のモミジは、この3日間で緑から赤へと変身しました。その早さには感動です。

  ここで5歳の孫の話しをさせてください。
ジジ馬鹿になりますが、ご容赦を。





        星の子   タロちゃんのお話し

「ママ、ボクがどうしてママの子になったか知ってる?」

「どうしてママの子になってくれたの?」

「ママの子になる前はね、高い高い空の星にいたの。」

「えーそうなんだ!」

「そこでね友だちのジロちゃん、サブちゃんの3人でいたの。そしてね、ママになる人は、誰がいいかなあって探してたの。」

「ふーん、そうだったの。タロちゃんは、よくこのママを選んでくれたわね。」

「それがね、はじめはちがうママだったの。でもね、ママの方が優しそうだったから、ママに決めたの。」

「そうなんだあ。ママを選んでくれてありがと!」

「3人ともママが決まったから、高い空から降りてきたの。屋根に小さな穴を開けて、スーッとママのお腹に入ったの。」

「タロちゃん!ママを選んでくれてアリガト!!」

「ママ、苦しいよ!そんなにギュッとしないで!ああ、ボク眠い。オヤスミ!」

                                                                                                                               (娘から聞いた話です。)










2011年12月1日木曜日

火が恋しい・・・冬へ 2


 
師走です。ただ今外は8℃、室温21℃。
待ちに待った薪ストーブの出番です。

学生時代、山小屋に泊まった時、薪ストーブの魅力に取り憑かれ、いつかは薪ストーブのある生活をしたいと夢見ていました。

母屋を店にする為に、夫婦の住まいに、20坪ばかりの納屋をリフォームしました。イメージは山小屋です。
念願のストーブを設置しました。

薪ストーブの暖かさは、柔らかいのです。
どんなに寒い夜でも、夜9時頃に最後の薪を入れれば、朝まで暖かいです。






いま使ってる薪です。

去年の秋、元の畑に戻すために伐った柿の木です。永年、美味しい実をつけてくれました。ありがとう!

今度は薪として、2度目の奉公です。
ストーブに入れる時、思い出が蘇ります。
思わず「ありがとね」と、心でつぶやいてます。

この薪の山を見ていると、安心するのです。「これで来年の薪は、大丈夫だ!」
と。

いまストーブの中の薪(柿)が、オーロラのように揺らめいています。
魅き込まれます。