2015年11月29日日曜日

干し柿の向こうに(543話)

店の準備をしながら、ふと庭を見た。


       

干し柿の向こうに見えたのは・・・
朝陽に輝く今日だった!

2015年11月28日土曜日

えっ、これが味噌?(542話)

一昨日、所用で地元の金杉小学校へ行きました。用が済んで帰ろうとしていると、A先生が、
「これ、去年作った味噌です。食べてください!」
いただいたのが、これです・・・


       

大豆は元のままだし、麹のコメもそのまんまだし、いかにも不味そうです。
そりゃあそうです、去年の12月に3年生(現4年生)が作ったものです。ゆで大豆を手でつぶし、そこに米麹と塩を混ぜて約1年間保管してたものです。
早速味噌汁にしました。ウマイ!我が家の味噌と同じ味です。

今年も12月10日、金杉小学校で味噌作りです。今年で10年目になります。

2015年11月18日水曜日

妻に起こされて (541話)

今日は定休日。どうせ雨だしと、朝寝を決め込んでいると妻の声が・・・
「アナタ!青空が見えるわよ。霧がかかって東の空がピンク色に染まってるわよ!起きて観なさいよ。」
すると・・・


       

山歩前の畑は、ご覧の通り。東の空は・・・


       

穏やかな朝焼け色に。
そう、そう、こんな小さな景色も見つけました。


       

生け垣の茶の花です。

生まれ育ったこの土地で、毎年、毎年、同じ景色が繰り返され、同じ暮らしが繰り返されます。そして繰り返される同じ景色に包まれている幸せを感じています。


2015年11月16日月曜日

また作るか!(540話)

先日作った「ナツハゼ酒」は、ご覧の通りです。


       

ナツハゼの実が、焼酎の中で踊っています。焼酎が真っ赤になるくらいだから、ナツハゼは相当酔っ払ってる様子です。これなら来年には、美味いナツハゼ酒ができそうです。
ナツハゼの実には、アントシアニンがブルーベリーの6倍も含まれていて、アンチエイジング食材として注目を集めているようです。
そして今夜は、これも作っちゃいました。


       

シシユズ(獅子柚子)又の名を鬼ユズ。これが今年は大豊作で、希望するお客さまに差し上げていましたが、私もシシユズ酒を作りました!さて美味いシシユズ酒ができたらいいのですが・・・

今日は、午前中いっぱいかけて駐車場の整備、午後は柿取り、買い物、果実酒づくり、風呂洗いに洗濯物をたたみ、洗濯物を干しと結構忙しい1日でした。このブログを書いたら寝るとします。オヤスミ  💤

2015年11月13日金曜日

冬に逢いたくて 3 (539話)

湯の丸の帰りに、行きつけの温泉に入った。
ユックリと温泉につかり、脱衣所で着替えていると・・・


       

温泉から出てきた男性が、脱衣所を整理していた従業員の女性に話しかけていた。
「オレみたいなのを、クソじじいって言うんだ。」
すかさず女性が、
「何言ってんのよ、そんな風に自分を卑下しちゃダメじゃない。もっと明るく前向きに生きなくちゃね。それを言うんならね、オをつけて言うのよ、そうすれば丁寧でしょ!明るく、明るくね。」
「そうか、オをつけて言うのか。オ・クソじじい、オクソじじい・・・ふふふ。」
男性は、自分で可笑しくなり、笑い出していた。やりとりを見ていた私も心が温かくなった。それにしても当意即妙のやりとりができた女性は、素晴らしい。

2015年11月12日木曜日

山歩の周りは・・・(538話)

山歩の周りを見渡すと・・・
イオン農場では、


       

ホーレン草が・・・
隣りの木村農園では、


       

大根に・・・


       

玉ねぎが・・・
弟の畑でも、


        

大根にネギが・・・

夜、寝静まった頃、畑の野菜たちがおしゃべりを始めます。

「ネエ、ネエ、ダイコン君、山歩のタケじいのこと知ってる?」
「ウン?なんのこと?タマネギちゃん。」
「タケじいたちは昨日、小諸の美術館で白鳥映雪の日本画を見て、映雪の経歴を知ったら、スッカリ映雪にかぶれちゃったのよ。」
「どうかぶれたの?」
「それがね、映雪が『私は絵を描くのが天命』と言ったことにえらく感銘したらしいのよ。」
「フンフン、それで?」
「それでね、映雪の天命が絵なら、オレの天命は皿洗いと芝刈りだ!映雪の天命はひとつ、オレの天命はふたつもある。映雪を超えたぞ!と威張ってるのよ。ホーレンソウ君、さっきから黙ってるけど、なんか言ったら?」
「あいつは昔からノーテンキの三日坊主だったからなあ・・・バッカだねえ」

山歩は、野菜たちのお喋りで夜が更けていきます。



冬に逢いたくて 2 (537話)

上信越道の小諸インターで降りて5分。見晴らしのよい岡の上に小諸高原美術館・白鳥映雪館がある。
「美術館に立ち寄っていいかしら?」
と絵の勉強もしている妻が言う。
私は、
「ああいいよ。時間は充分あるから」
てなことで、予定になかった絵の見学。私は見る気もなかったのだが、車内で待っているのもツマらないので、ツマの後ろを背後霊のようにつきまとうことにした。「妻は絵を描き、私は恥をかく」のが私ら夫婦・・・ところが日本画家の白鳥映雪の絵には吸い込まれてしまった。


                                   

白鳥映雪に興味を持った私は、彼の経歴を知って衝撃を受けた。それは・・・
生涯絵を描き続けた映雪、91歳の時、脳梗塞で右半身麻痺となってしまった。絵筆を持つ右手が使えなくなった映雪は、まだ左手がある  と考え、左手で不器用な絵を描き続け、ついに左手で描いた絵を出展するまでになった。そして95歳、映雪が0歳の時に死別した生母のもとへと旅立った。
私は、映雪の生き方に衝撃を受けた。刺激を受けた。

彼は言う、
「私は絵を描くのが天命です」と。

ありがとう映雪さん。生き抜く勇気をありがとう!私も、できなくなったことを嘆かず、まだできることを喜び、生命輝かせる天命を見つけたい・・・見つかるかなあ?

追伸    
上信越道・湯の丸サービスエリアでも、あの長門牧場のソフトクリームが食べられますよ。絶品ですヨ!360円でした。


2015年11月11日水曜日

冬に逢いたくて 1 (536話)

朝、起きてみると昨日とはうって変わっての上天気。一足先の冬に逢いたくなり、車を走らせた。家を出て田圃中の道に出ると、遠くに浅間山がクッキリと見えた。
「浅間山方面に行こうか?」
「ウン、いいわよ!」
で、行き先決定。


       

小諸から湯の丸高原に向かう。


       

麓は名残りの秋。高度が上がると・・・


       

葉を落としたカラマツが、光模様に輝いていた。秋と冬の境い目か。
さらに高度を上げる。


       

冬に逢えた!

2015年11月5日木曜日

じゅんちょう・順調デス (535話)

先日ぶら下げた吊るし柿、気になりますよね?エッ、気にならない?気にして〜な!


       


いい感じでしょ!いい感じです!表面がだいぶ乾いてきてます。これなら美味い干し柿になるでしょう。今月末には、食べられるかな?
お客様のどなたが食べる幸運に恵まれるのでしょうか?今月末以降に来られる方は、ヒョットするとヒョットしますよ。

益子の帰りに・・・(534話)

益子の帰りに、ホームセンターの植木コーナーで、



       

この実を分けてもらいました。諦めていただけに、喜び倍増です。
コレ、ナツハゼの実なんです。山歩にもナツハゼが2本あるのですが、実を取るつもりで忘れていたら、実は落ちてしまっていたのです。ガッカリです。それが手に入ったのですから・・・わかるでしょ。
早速作りましたよ・・・


       

ナツハゼ酒です。実は強烈に酸っぱくて食べられませんが、果実酒にするともの凄く美味いのです。半年後、ナツハゼ酒を飲める方はどなたでしょうか?

ついでにウメモドキの苗も買いました。


       

赤い実が冬のアクセントになりますように。ところで、これも果実酒にしてみようかな?               ウメモドキ、酒に漬けたらガンモドキ⁉︎・・・お後がよろしいようで・・・



2015年11月3日火曜日

エッ、これも益子焼 ⁉︎(533話)

益子は・・・


                                  

秋たけなわ !陶器市真っ只中 ‼︎  
目立ったのは・・・


       

若い家族連れ。数年前には考えられなかったことです。
なぜ急に若い人が増えたのでしょうか?
その秘密は・・・


       

若い陶芸家の作品にあるようです。なんとこの絵皿も益子焼ですよ!新しい感覚の陶器がネットで紹介されて、若い人が陶器市を見に来てるのだそうです。もはやあの民芸調のいわゆる「益子焼」は見当たりませんでした。時代の変化は、陶器にまで押し寄せているのでしょうか?


      

アリャ?お前も陶器市に来たの?・・・・・これも時代の変化かな?