2016年4月30日土曜日

お父さん、髪の毛黒くなったよ!(596話)

今年に入ってから、鏡を見るたびに、『アレ?頭の毛が黒っぽくなってる!でも気のせいだな』なんて思っていたのだが・・・


       

出勤してきた娘が、
「お父さん、ホントに黒くなってるよ」
「ホントかい?」
「ホントよ。栄養が行き届いてるから、髪の毛も元のように黒くなるのよ」
「そうか、気のせいじゃなかったんだ。髪の毛は黒っぽくなるし、毛にコシが出てきたんだよ。こんなことってあるんだね。これも私らの健康を気遣ってくれる娘のおかげだよ」
「お父さん、これで毛がフサフサしたら、パンチパーマにしなよ。お父さんのお葬式では、頭はパンチパーマにヘッドランプ姿ってのはどう?」
「イイね、それがいいよ⁉︎」
こんな会話から1日が始まった。なんとなく自分の葬式が楽しみになってきた。

それにしても、髪の毛は年を追うごとに白く、薄くなり、ハゲ頭を覚悟してたのが、黒くなるなんて!信じられない。
そうか、古希ってのは想定外のことが起きる年齢という意味もあったんだ。そうだ、これからは「古希アタマ」と呼ぶことにしよう!頭を掻く時は、コキコキ。

我が家では、こんな他愛のない話が行き交っている・・・バカなんだねえ


思い切り遊んだぞ〜 (595話)

今日は昨日までとはうって変わった上天気。最高のドライブ日和。私も早速、愛車を畑に引っ張り出した。


       

ここは信号もなければ、車も通らない。私の独壇場だ。
さあ発車!


       

時速2キロの超低速で走ること1時間。どうです、私のドライブテクニックは?見事に刈られてるでしょ。それにしても脚が疲れたなあ・・・

2016年4月29日金曜日

さあ、思い切り遊ぶぞ (594話)

今日からゴールデンウイーク!新緑まばゆい行楽日和 ‼︎ さあ、思い切り遊ぶぞ〜ッ⁉️
まず・・・


       

畑の草刈り  だろ。次に・・・


       

庭の芝刈り。そして・・・

       

今日の強風で落とされた樫の葉集め・・・

田舎暮らしは遊ぶものがいっぱい・・・・・トホホ・・・

そこで、今井 盗作が読みました。
         我と来て
                 遊べや ヒマの
                                 余る人


   

友、遠方より・・・(593話)

 昨日は学生時代から続く山仲間(絆会)が山歩に来てくれた。遠くは福岡、大阪から家族で来てくれた!


       

 10畳ほどの狭い部屋に18名もの人が集った!歩くのに苦労するほど隙間もなかったが、和やかに食事が始まった。食べるほどに、酔うほどに座は賑わった。

 O君は、出されたサラダを見ながら、
「料理は、あとどのくらい出るの?」と、聞くから、
「これでもまだ半分だよ。」と、私が言うと、
「ギエー、まだ半分かよ、オレむりだよ!」と、悲鳴?をあげた。

 H君は、学生時代からの歌係なので、今日も歌集を用意してくれた。みんなで次々と歌っていくうちに、いつの間にか学生に戻っていた・・・夏の登山合宿の最終日には、各パーテイーが集結地に集い70名余りでキャンプファイヤーの火を囲み、山の歌を歌った。大学3年の夏、木曽の御嶽山の麓にある開田高原でのキャンプファイヤーは圧巻だった。満天の星空の下、あらん限りの声を出して歌った。フィナーレでは、囁くように歌った。残り火を囲み、寝転んで星空を眺めると、幾つもの流れ星が夜空を飾った。

I君は、痛む身体をおして八王子から参加してくれた。
「仲間に会ったら元気が出たよ!」と、幹事のU君に話してくれたという。

・・・今朝、ガランとなった部屋(写真)を見て、急に昨日に戻したくなった。仲間が恋しくて、恋しくて・・・

2016年4月25日月曜日

たまらんねえ (592話)

知り合いから山菜のコシアブラをいただきました。たいへん貴重な山菜です。そこに裏の畑でウドの若葉を採ってきました。


       

右がコシアブラ、左がウドの天ぷらです。エッ、これだけかですって?トンデモナイ。見てくださいな。


       

山盛り、てんこ盛り。
十分に山菜を堪能しました。いやあ実は、昨夜の夕食も天ぷらだったので、二夜連続天ぷらです。しばらく天ぷらはいいかなぁ・・・・・

2016年4月23日土曜日

ヨーチューイ (591話)

外カマドの向こうに榎の切り株があります。


       

かなり腐ってきたので切ることにしました。電動チェンソーで、ザクザクと切っていたところ、中からゾクゾクと大きく育ったカブトムシの幼虫が出てきたではありませんか!


       

慌てて切り株の中に幼虫を戻し、切り取った木を被せました。
いやあ、今回は気が付きませんでした、枯れた切り株などはカブトムシの幼虫がいることは常識なのですが。
皆さん!切り株には幼虫がいるので、ヨーチューイですよ。

2016年4月18日月曜日

タンポポに負けそう (590話)

山歩の庭も畑も・・・

       

庭の芝生の日本タンポポ。

       
これ全部日本タンポポです。
畑はというと・・・

       

この通り、全部西洋タンポポです。

       

日本タンポポと西洋タンポポが、仲良く棲み分けているようです。


       





今年も会えたね (589話)

昨日の春の嵐にも負けず、今年も会えました。


       


       

山歩の敷地内だけに見られます。ガンバレや!

2016年4月15日金曜日

ウワッ、デカッ (588話)

またまた頂いちゃいました、タケノコを。


       

デカッ!前回の倍の太さです。


       

ワクワクしながら茹でました。タケノコの香りに包まれて・・・


       

この夕景色を眺めていると・・・生きててよかったなあ   とつくづく思います。本来なら18歳の夏、飯豊山中で死んでいた身ですから・・・ところで、このタケノコ大丈夫かなあ?食えるかなあ?明日が楽しみ!


今頃気付くなんて (587話)

最近気付いたことがあります。それはオトコとオンナの違いです。それは食事の時に現れます。


       

その1、オトコは隣りの人との間を空けますが、オンナは肩が触れ合うほどにくっつきます。
その2、オトコは食べるのが目的なので、食べ終わればすぐ帰りたくなります。オンナはおしゃべりが目的なので、食べ終わっても、飲み終わってもおしゃべりは延々と続きます。

私もこの通りなのですが、小4の孫(男子)も、外食の時など食べ終わった途端に「帰ろうよ!」です。私よりセッカチです。

この違いって、何なんでしょうか?今頃気付く私は、ウブなんでしょうか?それともバカなんでしょうか?

2016年4月12日火曜日

カワイイ! (586話)

ご近所からタケノコを分けてもらいました。今年の初物です。


       

早速、外のカマドで・・・

       

アク取りの小糠を入れて・・・

       
カワイイなあ!

       

早速今日のお客様に提供しました。
タケノコを茹でた我が家の羽釜は、必需品です。味噌作りに、草餅作りに、年末の餅つきにと大活躍してくれてます。
こうやって外にカマドをしつらえて、火を焚くって最高の幸せです。

2016年4月10日日曜日

もうじき緑のトンネルに (585話)

桜に気が取られているうちに、山歩入り口が・・・


       

ご覧の通り。そして枝先を見ると・・・


       

モミジの花が咲いていました。花が咲き終わると、プロペラそっくりの実をつけます。
山歩は、春真っ只中に囲まれています。

2016年4月8日金曜日

写真でガマンして (583話)

山歩の桜、今の様子を楽しんでくださいい。


       

薄い霞に朝日が差し込みました。


       


       
 

何色になるのかな? (582話)

休みを利用して那須に行った。昨日は久々にイチゴ摘み(イチゴ狩りじゃない!狩りとはケモノを捕まえること。)をした。


       

品種はトチオトメ。食べ比べしてるうちに甘いイチゴが判った。甘くて美味いのは小粒でヘタが黄色くなったものだった!30分1本勝負、目標は20個にした。あっという間に20個を超えて35個食べた。小4の孫はというと、なんと70個も食べたという。孫に負けた!

帰りに寄った羽生サービスエリアには驚かされた。江戸の街並みを再建したというから外観だけと思っていたら、なんと店の中までが江戸時代だった。トイレが心配になった。トイレも江戸時代で穴に板2枚渡しただけだったらどうしようと思った。恐る恐る入ってみると最新式のトイレだった。

孫と別れ際、
「ねえ、イチゴ70個も食べたんでしょ。」
「ウン!」
「すごいなあ。タケじい負けたね。それでお願いがあるんだけど・・・・・イチゴで手が真っ赤になってたから、明日ね何色のウンチが出たか教えてね。きっと赤いウンチが出ると思うんだけどね」
孫はコクリと頷いた・・・・・しかし今日(8日)の午後2時になっても連絡が来ない。便秘してんのかなあ?

2016年4月4日月曜日

桜に抱かれて 2 (581話)

葬儀の全てが終わり、廊下でいとこたちと立ち話をしていた。


       

「叔母さんの骨が桜色だったね。ビックリしたよ。」
と、私が言うとA子さんは、
「あらよく言うわよ、骨を焼く時花の色素に染まるって!」
すると妹が、
「紫陽花を棺に入れると、骨が紫陽花色になるそうよ。」
私は、
「そうか!じゃあオレの骨を焼く時は、桜、紫陽花、タンポポ・・・と7色の花で埋めつくしてくれ。そうすれば骨は7色になるだろ。賑やかでいいよ。」
「じゃあ桜咲く時に死んでよ。」
「いつ死んでも大丈夫、ウチの冷凍庫に入って待ってるから。」

てなわけで私の葬式は、額にはヘッドランプ、身体は寝袋の中、そして7色の花に囲まれてるっていうことになって、なんだか賑やかになりそうで今から葬式が楽しみ?になってきたわい。

桜に抱かれて・・・(580話)

桜が満開のこの時、叔母(85歳)の葬儀に参列した。穏やかな顔だった。今までを振り返っても、みな穏やかな死に顔だった。それを別に不思議とは思わなかったのだが・・・読経の声を聞きながら、「なんで死者の顔は穏やかなんだろうか?」と、考えた。多分、生きることから解放されたからではないか・・・
出棺の時、棺内は花で埋め尽くされた。いとこの一人が自宅の桜を持って来ていた。それを棺に入れた。桜の香りで満たされた。


       

ふと思った。葬式って要は卒業式なんだ。死は「生の卒業、つまり生きることの卒業」という意味ではないか。遺体は分子や原子に分解され、やがて次のなんらかの生命のタネになっていく。だとすると葬式は新たな門出を祝う儀式ともいえるのではないか。
おめでとう、叔母さん!

納骨の時、叔母の骨は桜色に染まっていた・・・