山歩の垣根は、昔から茶の木です。この茶の木も100年以上経っていると思われます。
山歩周辺の台地は、関東ローム層という火山灰地です。この土は、乾燥するとわずかな風でも、土煙りとなって舞い上がります。栄養豊かな表土がホコリとなって、飛び散ってしまいます。そこで先人は、家の周り、畑周りに茶の木を植えて、表土喪失を防いだのです。例え表土が飛んでも、茶の木の根元に積もります。それを再び畑に戻したのです。
また茶の木は、自給用のお茶にしたり、また摘んだ若葉は業者が買い取るので、貴重な現金収入ともなりました。今も山歩周辺は、いたるところに茶の垣根があります。もう茶摘みはしてませんが。
私が子どもの頃、一家総出で茶摘みをしました。この木もそうで、私の汗が染み込んでいます(?)冬、茶の実を拾い集めて、売りました。私のアルバイト始めです、金額はほんの僅かでした。買い取った茶の実は、油にでもしたのでしょうか?
茶の新芽です。
私の息子が小学5年生頃だったと思います。茶摘みの頃、妻が茶摘みをしているそばで、息子は友達と2人で遊んでいました。妻が、
「アンタたち!アルバイトしてみない?」
と、声をかけました。すると、興味を感じたのか息子が、
「お母さん、何すればいいの?」
と、聞き返しました。
「このお茶の葉を摘めば、売れるのよ。」
「お母さん、コレが、飲んでるお茶になるの?売れるの?」
「そうよ。コレがお茶の木だって知らなかったの?」
「うん、知らなかった。じゃあ、やってみる。」
息子とその友だちは、それから3日間茶摘みに熱中し、売ったら、なんと7000円!にもなりました。
これが息子の初バイトでした。その息子も3年前、福岡の女性と縁あって結婚し、横浜に住んでます。
去年の秋でした。息子が突然、アイパッド(iPad)を私にプレゼントしてくれたのです。
「お父さん、これでブログやってみない。
「なんだいブログって?」
「ブログって、日記みたいなもの。写真も文章も簡単に入力できるよ。」
「フーン」
「お父さんは、文章書くのが好きだから、気にいると思う。それにボケ防止にもなるしね!」
最後のーボケ防止ーの言葉にす早く反応した私は、息子に手取り足取り教えてもらい、何とかブログを作れるようになりました。
今ではブログ作りに熱中してます。
息子よ、お前のオヤジ分析は、スルドイ!まんまとお前の読み通りのオヤジになってるよ!『老いては、子に従え』ですなあ。
今夜も、懲りずにブログしてます。
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