昨日、山歩にも木枯らしがやってきました。
柿たちが、喜んでました。青空を背負って、見事に実を付けてます。枝ぶりも見事です。そして木枯らしに肌を撫でられて、色を濃くしています。もうすぐ食べられます。
でも、これ渋柿なんです。大きさは・・・
ホレこんなに小さい柿なんです。私も食べたことありません。だって最後まで渋いんですから。多分、ご先祖はこの実から柿渋を取っていたんだと思います。かすかに憶えているのは、私が小学生の頃、木綿糸を釣り糸にしようとしたら、
「健夫、この柿渋を糸に塗ると丈夫になるよ。」と、祖父が言って、柿渋を塗ったことです。
今、柿渋が見直されてますよね。
食べるのは、隣のこの柿です。同じ渋柿で、蜂屋柿(たぶん)といいます。干し柿にします。今年は大豊作です。木枯らしが吹いたので、干し柿シーズン突入です。さっそく作ることにします。山歩の軒先を干し柿が飾るのも、もうすぐです。
木枯らしを喜んだのは、野鳥たちもです。
昨日は木枯らしの中を、野鳥が斜めに空を泳いでました。山歩の屋敷森では、野鳥が羽を休めています。会話してます。
「木枯らしが吹いたから、もうすぐ柿が食えるな〜。」
「そうだよ。もうじきだ。」
「誰のところの柿が一番早く食えるかなあ?」
「オレが見たんでは、山歩の柿じゃね?」
「そうかい。だけどよ、うまそうに見えるあの小粒の柿だけは食うなよ!去年、食べて懲りちゃったよ。10日も便秘しちゃってね、その分体重が増えちゃって飛ぶのが大変だったんだから!」
・・・てなことを野鳥たちは話してましたっけ。ホントだよ、私、鳥目になったら鳥語も分かるようになったんだから・・・・・信じて!
山歩の軒先で出来た干し柿を芝生で日向ぼっこしながら食べてみたいですね。
返信削除いつも前向きな店主殿には感服しています。