「タロちゃん、もう行くわよ。」
「待ってて、ママ!もうすぐ終わるから。」
「急いでよね、遅れちゃうから。」
「ウン」
とは言っても、クツを磨く手は休みません。夢中です。キレイになるのが面白いのです。
というのも、出勤前のパパがクツを磨いてるのを見たタロちゃんが、数回だけパパのクツを磨きました。
「パパ、何で毎朝クツを磨くの?」
「足元を見られるって言われるように、大人はまずクツを見てその人を判断するの。だから清潔なクツを履いてると、『この人は信用できそうだな。』と思われて、仕事もうまくいったりするの。」
「フーン、そうなの・・・」
「もちろんそれだけじゃないよ。クツがキレイだと気持ちがよくなり、やる気にもなるんだよ。」
それ以来タロちゃんは、自分のクツを磨くようになったというわけです。
「ママ、終わったよ!」
タロちゃんは、ピカピカのクツを履き、おじいちゃんが取ってきてくれたミントの葉をそっと握りしめ、
ママの車に乗りました。
「いってきまーす!」
・・・タロちゃん、ついででいいからママのクツも磨いてくれないかな〜・・・
タロちゃんは、そんなママの気持ちなんかわかりません。磨いたクツを眺めてご機嫌です、自分は、いまパパなんですから・・・
おしゃれなタロちゃん!ピカピカに磨いたクツにミントを
返信削除飾るなんて。ママのクツを磨いたときはお花を飾ってあげてね
今日、タロちゃんに会ってきました。靴磨きはすっかり定着してました。そして今はブログに載せたクツではなく、20センチの新品のクツになってました。足の大きさが、6才で20センチとは!
削除毎回のコメントありがとうございます。励まされます。