2012年2月15日水曜日

星の子タロちゃん物語・6 エビのシッポ

今日の給食は、タロちゃんの大好きなエビフライです。
「いただきます!」
おなかペコペコのタロちゃん、無我夢中で食べてます。すると後ろの席のサブちゃんが、
「タロちゃん、アレ見て!」と指差しました。サブちゃんとは、お空の星にいた頃からの友だちです。タロちゃんは、指された方を見ました。

「アレッ  食べ残したエビのシッポがない!」
サブちゃんが、取ったのです。見るとサブちゃんは、同じ方法で他の子のエビのシッポを取ってます。
「サブちゃん! サブロー! サ・ブ・ロー! オレのシッポ取ったな!」
「タロちゃんが、よそ見するからだよ。それにいつも食べないじゃないか!」
「サブちゃんのバカ!これからは、オレだって食べるよ。」
タロちゃんは、残りのエビフライを、シッポまで食べちゃいました。
「アレッ ?! エビのシッポもまずくないや。」
それ以来タロちゃんは、エビのシッポも食べるようになったのです。
ありがとう  サブちゃん!

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