2013年9月29日日曜日

秋めいて

今朝、ふと空を見上げたら、トンボが群舞していた。慌ててカメラを持ってきて、空を見上げたらいなくなっていた。ようやく見つけたのがコレ。

赤トンボというと、若い頃東北の山に登った時のことを思い出す。沢沿いの登山路はトンボでいっぱい。足を踏み下ろすのに困るくらい地面にもトンボが留まってる。手を上にあげるとトンボが留まってくれる。指先にトンボを留まれせたまま、歩く。トンボと散歩と洒落てみる。懐かしい思い出だ。

山歩の秋を彩るのは、トンボとクモである。これはジョロウグモの夫婦。手前の大きいクモがメス。その上の小さなクモがオス。オスは交尾するためだけに存在している。ミツバチと同じか。

 

学生時代、飯豊連峰の麓で沢に転落し入院していた津川で、一昨年購入した雪椿。やっと蕾をつけてくれました。どんな花を咲かせてくれるか楽しみです。こうして昆虫や植物は、来年の準備を着々と進めてるんだなあ。エライなあ。

ところでナナ、お前は?

何にも考えていないよな。

 

2013年9月23日月曜日

畑も大にぎわい

 

庭木も日に日に秋色を深めています。

山歩前のイオン農場では、朝の6時ごろから小松菜の収穫に大忙しです。

そして隣の畑では、

小松菜の種蒔きです。

ここ築比地台地は、美味しい野菜ができるそうです。イオン農場の方が言っていたので、間違いないでしょう。

早朝から畑で人の話し声や農機具のエンジン音が響くと元気が出てきます。

最近「里山資本主義」という本を読んだのですが、近い将来日本の農山漁村が、再び賑わいを取り戻しそうです。14、5年前頃から授業で生徒に「21世紀は第一次産業の時代になるよ」と話したのですが、どうやら本当になりそうです。先の本では未来の日本を、「懐かしい未来」がやってくるとしていました。

金、金だけの経済ではなく、経世済民(世の中を整え、民を幸せにする)の経済へと軌道修正されることでしょう。

 

2013年9月19日木曜日

芝(草)刈り済んで、日が暮れて・・・

昨日は、竜巻と台風の後始末。午前中は、風で落とされた屋敷森の枯れ枝(樫の木)を拾い集めて燃やしました。樫の木を見上げると枯れ枝が無くスッキリです。そうか、風は木の床屋さんだったんだ。そう考えると、枯れ枝拾いも楽しくなってきました。今回の竜巻、台風から家を守ってくれたのも屋敷森でした。屋敷森は屋敷守(やしきもり)なんだと納得しました。午後は、刈り取った草を集めてもやしました。これも半日かかりました。

そして今日は・・・

午前中は、庭の芝刈りと裏の畑の草刈り。ブランコ、ハンモックの所も綺麗に刈りました。子ども達、遊んでよ!

 

午後は畑の草刈り。写真の通り草が伸びきってます。竜巻で飛んできたガレキが残ってるかもしれない、と思うとドキドキです。もし瓦片が絡んだら刃が壊されてしまいますから。やはり隠れてました、瓦片が2個、角材が3本、でも芝刈り機はガレキの上をかすめたので大丈夫でした!

畑のの草も刈り終わりました。

今日の草刈り面積は、約700坪。作業時間は約6時間!昨日の作業時間が約8時間だから、合計14時間。よく働いたなあ。よく動けたなあ。私の身体に感謝!ご褒美に杉戸の雅楽の湯(うたのゆ)に行きました。いい温泉です。

帰宅すると、空には仲秋の名月が、芝草の香りに包まれて浮かんでいました。

温泉と名月で身体の疲れも取れました。心も満足してます。

そこで一句。

名月を眺めて食べるお萩かな。

オソマツ‼

 

2013年9月17日火曜日

さあ、始めるぞ!

 

台風一過!

山歩は、何とか無事でした。今朝はご覧の通りの天気です。

しかし・・・全国各地では凄まじい台風の被害が。竜巻を体験してるだけに、胸が痛みます。被害に遭われた皆様にお見舞い申し上げます。

一方・・・台風は秋を連れて来ました。

ヒガンバナも咲き出しました。

昨日は、台風を避けてどこかに隠れていたナナ。今朝は安心したのか毛繕いです。

ナナ!お互い無事でよかったなあ。

 

2013年9月16日月曜日

竜巻の次は台風かよ!

9月2日の竜巻被害の復旧が終らないのに、今度は台風18号。

今朝8時30分頃から急に雨風が強くなりました。芙蓉の花がちぎられそうです。窓には大粒の雨が打ちつけてます。店は昨日のうちに臨時休業の旨をお客様に伝えました。この雨風を見て、休業にしてよかったなあ。今日のお客様は、別の日に来ていただくことにしました。

エッ?ナナですか?ナナーッ!

ご覧の通りでした!

 

2013年9月7日土曜日

ヒエーッ竜巻だ‼ 3 後始末は?再建費用は?

今日も電気工事が急ピッチで進む。

 

ガレキの処理も町がやってくれる。ありがたい!

今回、町役場の行動が早かった。竜巻当日すぐに役場職員が現場に来て、被害の実態を調べ、対策を立てた。その一つが、現状維持期間が過ぎた5日からガレキ処理だ。

また町の社会福祉協議会の行動も早かった。現状を把握すると、ボランティアの人たちが来てくれた。それに比べて、地元に住む我々の行動は鈍かった。どうしたらよいのかが分からなかったのである。今後、地元民による共助活動をどうするかが課題である。

さて、建物の再建などの費用負担について知ったことは、

⒈ 火災保険に風水害・竜巻の被害保障の特約に加入していれば保障されるということ。

山歩は、去年落雷にあった。そこへ竜巻!ゲリラ豪雨も100ミリも降る。カミナリ保険だけでなく、風水害の特約にも加入しておこう。過去の経験の範囲で自然災害を考えてはダメだというのが、今回の竜巻の教訓である。

⒉ 国に災害補償制度があるということ。今回の竜巻でも、全壊家屋が10軒以上なら300万円を上限として補償してもらえるというものである。しかし松伏町の全壊家屋は、1軒なのでこの補償の対象でないらしい。昨夜のニュースで、松伏町長が、

「10軒以上なら補償するけど、それ以下は補償しないというのは、納得いかない。引き続き国にお願いする。国がダメなら、町単独でも補償したい。」

と言っていた。会田町長頑張って!(実は私と中学の同級生で、仲がよかったんです。)

このような制度を利用しなくちゃ!

 

2013年9月4日水曜日

ヒエーッ竜巻だ‼ 2

昨日まで電話やメールの応対やテレビ局の取材などで多忙な一日だった。今日になって竜巻の爪跡を調べに行った。現場を見ると、改めて竜巻の凄さを思い知った。

山歩の東側の江戸川、対岸は野田市。竜巻がなぎ倒した川原の木が二本見える。

対岸の野田市側、川原になぎ倒された木々が見える。竜巻が通った跡。土手の向こうにブルーシートを被せた家が見える。竜巻の直撃を受けた家である。

関東平野は西側と北側を山で囲まれていて、南風が吹くと山にぶつかるので渦を作りやすい。この地形が竜巻を起こしやすい。関東平野は竜巻平野と心得るべし!というような記事を読んだ。そうかもしれないと思う、今日も栃木で竜巻が発生した。そこで私の朝知恵を・・・

我流の竜巻対策。

⒈ 不気味な黒い積乱雲。地上の物が舞い上がっている。「たつまきかも?」と思ったら・・・

⒉ 窓を閉める。雨戸やシャッターで閉める。無ければ、カーテンでもいい。

(飛散物でガラスを割られると、そこから家中に風と物が入り込み住めなくなる!だから遠くに見えた 段階なら窓を閉める時間がある。)

⒊ 竜巻が近付いたら、隠れる。トイレ、風呂場など窓のない場所。

(1階で隠れる場所を家族で決めておく。)

⒋ 外出中に竜巻に出くわしたら、すぐ近くの家に逃げ込む。というのも、飛散物が飛んでくるので危ない!特に高校生くらいまでの子どもや孫には言い聞かせておく。小学生だったら親や祖父母が連れて、他人の家に逃げ込む練習をしておくとよい。

結論・・・自分の生命を守ることだけを考えて行動すること!竜巻と津波は同じ考えで。

 

2013年9月2日月曜日

ヒエーッ竜巻だ‼

9月2日午後2時過ぎ、カミナリが鳴り出し周囲が暗くなってきた。停電だ。コーヒーを飲んでるお客様に

「暗い中でのコーヒーも、オツなものですよ。」

と、明るく言った。すると窓際のお客様が、

「竜巻よ!」

と、声をあげた。確かに西の空に教科書通りの竜巻が見えた。地上近くでは吸い上げられた物が渦状に舞い上がっている。・・・こっちに来なければいいが・・・来る!こっちに来る!ヤバイ!

お客様を店の奥に誘導する。

外は真っ暗、猛烈な南風。ガーッともゴーッともつかない音を響かせ竜巻は過ぎて行った。わずか数秒。

やがて電気がついた。青空になった。

お客様が無事に帰られた後、近くを見て回った。すると信じられない光景が・・・

店からわずか70m先の家が、ご覧の通りの姿に・・・・・言葉を失った。

山歩から東に二軒先の家には、黒瓦屋根に茶色の物体が・・・よく見ると、

先の屋根を飛ばされた家の瓦が、突き刺さっている。山歩の庭にも数枚の瓦が突き刺さっていた。

畑にも、道路にも瓦が突き刺さっている。恐怖!さらに・・・

 

山歩入り口の、直径90センチの梅の木も、根元付近で折られていた。それが道路を塞いでいる。ご近所総出で片付け仕事。2台のチェーンソーで、短かく切って片付けた。

ヤッタア!開通!明日のお客様、安心しておいで下さい!

これらの力仕事をやったのは、いずれも60代〜70代の「若者たち」。田舎では力仕事こそ「若者たち」の出番!チェーンソーからバール、ツルハシに至るまでなんでも持っている心強い仲間なんです。それにしても昼飯抜きでの力仕事はきつ〜いなあ!

初めての竜巻体験。今になって恐怖感がつのる。とにかく家の中に逃げ場を作らなくちゃいけない。さっそく行動開始!

今日、沢山の電話をいただきました。店のこと、私ら夫婦のことを心配していただきありがとうございます。幸い店も壊されず、私らも元気です。明日からも平常通り営業いたします。道路も電気もトイレもみな大丈夫ですので、安心しておいで下さい!

あっそうだ、いろんな物が散乱してるので、片付けをお願いするかも・・・ナンチャッテ。

 

ほらね、山歩は、今まで通りでしょっ。これ、竜巻のあった今日の夕方の写真です。