畑仕事は医者いらず

 

近所Ｓさん(畑で作業してる後ろ姿の人)の畑です。

約600坪の畑には、トウモロコシ、ジャガイモ、サツマイモ、ネギ、枝豆、ナス、トマト、カボチャなどなど10数種の野菜が植えられています。

 

収穫した野菜は、畑の一画のＳさんの直売所に並べられます。安くて美味しいと評判です。

Ｓさんが、話してくれました。

私はここに嫁いで以来、病気知らずに今まで生きてきましたよ。20年前、左足のアキレス腱を草刈り機で切っちゃって、医者から「リハビリには歩きなさい」って言われましたよ。歩けって言われたって、痛くてどうにも歩けないから、鍬を杖にして畑に出ましたよ。それで痛いのをガマンして、畑仕事をやりましたよ。泣きたいほど痛かったけどガマンして、続けたんだよ。そうしたら、ここまで治っちゃったってわけさね。まだ多少不自由だけどね。

昔の人は、よく言ったもんだね、畑仕事は、医者いらずってね。私がいい証拠さね。

エッ？幾つかって。84才になるよ。家の中にいると、つまんないことばかり考えちゃうけど、こうして畑に出ると、気持ちが前向きになって、元気が出るんだわさ。畑仕事は、心にもいいねえ。

生きてる限り、野菜を作るよ‼

84才にして、鍬一本で600坪を耕してます。まだ若い(？)私が励まされます。そういえば、近所の年寄りたち、80才すぎても、畑仕事やってます。生涯現役を実行中！

 

水芭蕉と白馬岳に会いたくて・・・

前から行きたかった長野県小谷村の栂池高原に、行っちゃいました。片道5時間の道のりを、日帰りで！

夏雲の下に聳える白馬連山。雪を残したこの姿に会いたかったんです。

 

 

雪解け後の湿原に、いち早く水芭蕉が可憐な花を咲かせていました。

同行した妻と妹が、夢にまで見た景色です！

 

コレ、水芭蕉の根です。雪解け水に流されまいと、たくさんの根を張って生きてます。ガンバレ‼

 

40年来の夢を叶えたオーナーシェフの幸せ顔、明日からの料理に力が入りそう！

この背の高い針葉樹が、ここの地名となった栂(つが)です。下の写真は、栂の木のテッペンです。

枝先に、垂直に立っているのがマツボックリならぬ「栂ボックリ」です！栂は３〜４年ごとにしか実をつけないのだそうです。こんな珍しいものにも出会えました！旅を愉しんだ一日でした。

 

 

わが輩もネコである・3 ネコもツライよ！

 

どうしてこんなに眠いのかな〜。今は夢ん中・・・・・

チロちゃん、いま、天国でどうしてるの？会いたいな〜、夢ん中でいいから、会いたいなあ。

私が山歩にきた時、犬のチロちゃんはいました。とっても優しくて、ご飯も一緒。最初は別々に食べてたんだけど、私のエサをつまみ食いしたら、気に入っちゃってね、それからというもの私のキャットフードを食べるようになったの。でもチロちゃんは、エラかったなあ、だって私が食べ終わるまで、待ってくれてるの。

食べ終わると、チロちゃんは私の首もとを、優しく噛んでくれるの。思わずウットリ。そのままごろ寝。

それだけじゃなく、チロちゃんは、よそのネコどもの攻撃から私を守ってくれてました。よそのネコが近づくと、チロちゃんは、脱兎いや脱犬の如く追いかけて、ネコを追い払ってくれたんです。まさに犬猫の仲。

数年前、チロちゃんは天寿を全うして、天国へ旅立ちました。

私ひとりいや1匹になってからは大変でした。遠く近くのネコたちが、自分の縄張りにしようと、やってくるんです。その度にタイマンを張るハメに。もちろん年寄りの私の負け。今じゃあタイマンも張りません。山歩はよそネコの天下になっちゃいました。これも時代ですかねえ。

どれ、ヒマだから、毛繕いでもやるとしますか・・・・・

 

芝生が、伸びる！のびる！

 

梅雨。芝も雑草もよく伸びる。たった1週間で5センチ、1日1センチぐらい伸びてる！すごい生命力。さっそく芝刈り。広さは約300坪。

 

これが刈る前の状態。アオギリの下は日陰なので、雑草天下。

刈ると、ご覧の通り。

 

2時間かけてキレイさっぱり。芝の香りが漂い、気分もさっぱり。

これからは、毎週の芝刈りが10月まで続く。でも、苦にはならない、お客様によろこばれるから。

今日刈った芝は、リヤカー1台分。畑の傍に積んで堆肥に。芝も野菜の肥料として蘇る。そして採れた野菜は、お客様のおなかと心を満足させてくれる。

わが輩もネコである・2 ペットネコ？仕事ネコ？

 

せっかく気持ちよく寝てたのに。ナニ？もっと話が聞きたいって。ヨイショッと。

どれ、話すとするか。まあ、聞いてくださいな。

生家では家の中の生活だったのが、ここに嫁いだら家には入れてくれない！寝る小屋もない！仕方なく寝場所探し。見つけたのは二軒隣りのビニールハウス。雨風防げるし、ワラもあって暖かいのでもってこいの小屋というもんです。

ホッとするのも束の間、主人が、

「うちに来たからには働けよ！」

というのです。そんな、働けと言われたってネエ・・・・その時、目の前をトカゲが横切ったのです。思わず捕まえてしまいました。すると主人が、

「それは人にも悪さしないから、取らなくていい。」って言うんです。またあるときはハトを捕まえました。すると主人は、

「羽根が飛び散るから、取っちゃダメ！」って言うんです。私はいじけてね、生垣の下で佇んでいたんです。半日近くも。すると私の鼻先で、動くものがいるじゃないですか。ネズミ！さっそく捕まえて、主人に見せましたよ。

「取ったか、取ったか！ナナ、それがお前の仕事だよ。」と、言ってくれました。主人はつづけて、

「いいか、ナナ、農家に嫁いだネコは、ペットネコじゃなくて仕事ネコなんだよ。イヌは番犬、ネコはネズミ捕り、それが仕事。」と、いうのです。それからというもの、食うのも忘れて（？）、生垣の所でネズミ捕りを続けました。ネズミの美味しい部分は頭なんです。頭だけ食べて、あとは捨てておくもんですから、女将さんを何度もビックリさせましたっけ。

２・３日前、久しぶりにネズミ捕りをしました。さすがに歯がダメで食べられませんでした。

ネコの入れ歯ってあるんですかねえ？

 

 

わが輩もネコである・1 どうしてナナなのか

 

こんな姿をさらして、恥かしい！日なが、こんな風に過ごしてます。これもとしのせいでしょうか。

アレッ？私の顔も、ずいぶん老けましたね。昔は美人で、結構もてたんですよ。それじゃあ、私の半生を話すとしましょう。

私は、生後3ヶ月で妹と一緒に山歩に貰われてきました。といっても、山歩はまだありませんでしたが。主人はなかなか名前をつけてくれませんでした。「ネコ！ネコ！」と呼ばれるもんですから、てっきりそれが私の名前だと思ってました。

ところが1才の頃、私たちは動物病院につれていかれました。病院の駐車場で、主人が、

「ネコの名前決めないとマズイよな。ウーン、なににしようか。」

と、車の中で考えこんじゃいましてね。しばらくして、

「ヨシ、決まった。こいつがナナ。あっちがゴンでいいや。」ですって。いいかげんじゃないですか。だって何から思いついたか分かりますか？「名なしのゴンベエ」から、ナナとゴンにしたんですよ、主人もいい加減な人ですなあ。まあ、私はこの名前気に入ってますがね。

この時病院で不妊手術をしました。それから今日まで病院に行ったことがありません！丈夫だけが取り柄の私です。妹のゴンですか？確か4〜5才の頃、間違って毒を食べて死んじゃいました。いい妹だったのに。哀しいですよ。

アッ、ご飯だ！今日はこの辺で・・・・・

エッ‼ これ ナニ？

 

これなんです。畑で見つけたんです。トマトっぽいと思いませんか？

 

こうやって実がついていたんです。葉っぱから分かりますか？

もうお分かりですね。実はジャガイモの実なんです。

私も初めて見ました。調べたら、ジャガイモもトマトも、ナス科ナス属とあったので、トマトっぽい実がついたのでしょうか。匂いもトマト臭いかなと思って、実を半分に割ったけど、ただ青臭いだけでした。

ジャガイモの実なんて初めてだから、興奮しました。きっと先祖帰りしたんですね。実をつけたジャガイモは、これだけでした。

因みにジャガイモの食べる部分、あれは茎なんだそうです。ジャガイモって茎を食べるんです！

ウッメエ！このジャガイモ

 

今日、ジャガイモが食べたくなって、畑からジャガイモをとってきました。時期的にはチョット早いのですが、ご覧の通り。(写真の向きがヘンでゴメンなさい)

さっそく肉ジャガにしてみました。我が家のジャガイモ(男爵)は、手で擦っただけで皮が剥けました。

軟らかく、ふっくらとしていました。今夜の夕食は、肉ジャガが主食、ご飯がおかずになりました。

オーナーシェフの妻が、

「アナタ！これ美味しいわ。煮物上手になったわね〜。」

と、褒められました。私もシュフからシェフに昇進？この肉ジャガ、お客様に出そうかな、デザートで！

きっとコーヒーに合うと思うんだが。

息子の嫁さん！今度、我が家に来たら、お土産にジャガイモ持たせるからね。早く来い、来い、お嫁さん。

 

 

生命・輝く

梅雨入り前の爽やかな一日。山歩周辺では・・・

山歩前のイオン農場は、2度目の「小松菜」の種まきが始まってる。そして来月初めには出荷とのこと。

隣の畑では、大型トラクターがキレイに耕運してます。運転してるのは、農場長の青年Ｍさん。

隣の空き地では、モンシロチョウが。畑の上空ではツバメが飛び交う。私の目の前を、ムクドリが。

さて私はというと・・・・・