2015年8月25日火曜日

お返しのキャッチボール

これ自家製の味噌です。右が去年の1月に仕込んだ味噌で、現在食用中です。使っている大豆は、北海道の大豆です。左が今年の1月に仕込んだ味噌で、出来たばかりの若い味噌です。使っている大豆は、宮城県の大豆です。


       


さて、小麦まんじゅうを戴いた小川さんに、お返しとして写真左の味噌を差し上げた。

「アレーッ、こんなにたくさん味噌を貰っちゃってすまないねえ。これじゃあかえってわるいなあ。」
「いやいいんですよ。それより孫がね、『オレ、小麦まんじゅうが一番好き!』と言って、大事に大事に食べてるんだそうですよ。」
「あれ、そうかい。そりゃあよかった。じゃああと一箱あるんだよ。お宅の孫にあげてくれんかね。」
「いやあそれじゃあアンマリだから、結構ですよ。」
「水くさいなあ、そんこと言わないで持って行ってよ。」

てなやりとりがあって、私はまた小麦まんじゅうを貰うことになりました。孫の喜ぶ顔が浮かびました。(515話)

2015年8月24日月曜日

イテッ‼︎

久しぶりの芝刈りになった。
山歩入り口の椿の下を刈ろうとした時、


       

右手の甲に激痛が走った。見ると2匹のアシナガバチが飛んでいた。刺された部分を指で挟んで、毒を出すことにした。みるみる腫れてきて、熱くなった。万が一を考えて、薬を買いに行った。薬剤師さんが勧めてくれた虫刺されの薬を買った。早速、患部に塗った。スースーして気持ちがいい。翌朝には、痛みも腫れも引いていた。一安心。
今までに何度もハチに刺されているので、ショック死する可能性もある。注意しなくちゃ!アシナガバチって小さいくせに痛いんだよな。今度見つけたら、お仕置きするぞ・・・(514話)

2015年8月21日金曜日

田舎暮らしは持ちつ持たれつ

午後2時過ぎ、近所の小川さんから電話がかかってきた。
「小麦まんじゅう作ったから、今から届けるよ!」
「小川さんの小麦まんじゅうは、美味いからなあ。すぐ取りに伺うよ。」
「そうかい、じゃ家で待ってるよ。」


       

「今井さんの孫も小麦まんじゅうが大好きだったよな。孫の分も持って行ってよ!」
「嬉しいなあ。孫もアンコ党で、特に小麦まんじゅう大好き、それも小川さんの小麦まんじゅうが気に入っているんだよ。こんなに頂いちゃって、ありがとうございます。ところで小川さん!できたての若い味噌好きかい?」
「私も若いから、若い味噌が大好きだよ!」
まだまだ若い80歳の小川さんに、できたての若い味噌をあげることを約束した。近日中に届けようっと!
田舎暮らしは、手作りの野菜、果物、赤飯、まんじゅうなどなどをもらったりあげたりする関係が今も続いている。(513話)


2015年8月20日木曜日

一足お先に!

今朝のこと。宿の温泉で朝風呂を楽しんでいた時、


       

遠くに槍ヶ岳を望む窓辺に、秋色に染まった葉を見つけた!
秋は山から里へと降りてゆく。もう標高1000メートルまで、降りて来ていた。
朝9時、宿のロビーで餅つきが始まった。


       

孫が、自慢の餅つきの技を披露したら、大きな拍手をもらった。孫はチョッピリ得意そうだった。搗き立ての餅は、ウ・マ・イ!(512話)

2015年8月18日火曜日

秋は夜来る

夕食後、外に出てみた。


       

コオロギをはじめ秋の虫たちが合唱していた。昼間は夏のセミが、行く夏を惜しむかのように鳴いていたのに、夜はもう秋の虫の世界になっている。秋は、夜やって来る。そういえば、山歩の守り神・アオダイショウ君が庭で夕涼みしてたなあ。アオダイショウ君は、いち早く秋の訪れを感じてたようだ。
明日は、秋を探しに上高地に行く。晴れるといいのだが・・・(511話)

2015年8月12日水曜日

父が植えた柿の木

夕方4時ともなると、だいぶ凌ぎやすくなる。
よし、畑の草刈りだ。例によって芝刈り機で草を刈る。1時間余りで刈り終わった。


       

草刈りしながら、
「ああ、この柿の木は父が植えたんだっけなあ。いわば父の形見だなあ。」
と、しきりに父のことを考えた。
父は寡黙の人だった。3年間も関東軍の兵士として軍務についていたのに、軍のこと、戦争のことは一切話さなかった。父の友人たちが大声で軍歌を歌っていても、父は軍歌は歌わなかった。無事帰国して、父は結婚し、昭和20年1月に私が生まれた。その年の6月、父は再び召集され新潟の新津で終戦を迎えた。8月15日、戦争が終わったと知った父は、鉄砲を川に投げ捨て、勝手に帰宅してしまった。後に呼び出されて、こっぴどく叱られたらしい。軍隊と戦争が大キライだったのだろう。
戦後サラリーマン生活に戻った父のことを、母はあまり良く言わなかった。だから子どもの私は、母のイメージの父を作ってしまった。今になって、
「私の父親像は、母のイメージで作られたものだったんだ。もっと違う父親があるはずだ。」と考えるようになった。
・・・オヤジ、オレ、この歳になってようやくオヤジの良さが分かってきたよ!ゴメンな、ずーっと誤解していて・・・父の位牌に詫びている・・・遅いけど・・・(510話)


ア〜忙し!

暑いです。いや熱いです!
雨が降りません。日照りです!
ワタシの出番です。


       

スプリンクラーで味噌小屋を冷やしてます。


       

庭の芝も枯れ始めました。
これまたスプリンクラーの出番です。

この時期、草や芝がよく伸びるし、水不足で枯れてくるし、熱中症を心配しながら炎天下の作業が続きます。昼寝のヒマなんかありません。ボケてるヒマもありません。ふと気付いたのですが、死んでるヒマもないんです。何しろ私に代わる人がいないのですから・・・誰か〜代わって〜・・・U君!交代しようよ 。私が山へ、君が山歩の庭へってのはどう?(509話)

2015年8月2日日曜日

どんな味?

、山歩裏の屋敷森、樫の木の根元にカブトムシ発見!今年初めて出会うカブトムシ。


       

上がメス、下がオス。
「オーイ、2匹で何してるの?」
「見りゃ分かるでしょ?」
「見りゃ分かるでしょって言われたって・・・チューしてんの?」
「チューしてるように見えるの?違うの、樹液を吸ってんの。」
「フーン・・・どんな味?」
「・・・・・」
「そっか、口じゃあ言えないくらい美味いんだな。2匹は恋人同士らしいから、カルピス味だな。」
「?????」
「カルピスは初恋の味っていうからな。」
「?????」
「わかんねえだろな。ギャグが古すぎてゴメンな。」(508話)

夏に涼を

今朝のことです。ふと庭を見ると、咲きました!


       

芙蓉の花です。酷暑に涼をもたらしてくれます。しばらく楽しめます。(507話)

2015年8月1日土曜日

なんか得した気分だなあ

今日は今年一番の暑さで、多分37度くらいか。3年前の悪夢が甦える。それは夏の暑さで、味噌が腐ってしまったことだ。
それで今年は、味噌の保管小屋入り口によしずを張った。


       

日中は、このヨシズに井戸水をかけるという打ち水作戦を実行中である。
山歩閉店後のことだった。
娘が、
「お父さん、この暑さじゃ味噌が腐るかもしれないから、私の家の床下に引っ越そうよ。」
と、話しかけてきた。確かに2年前、娘の家の床下(真夏でも床下は27度)に置いたおかげで、美味しい味噌ができたのだが、今年は前述のような暑さ対策をしているので大丈夫と考えていた。
「お父さん、せっかくの味噌なんだから、万全の策をとろうよ。」
娘に説得されて、15キロ詰め樽、8樽を持って行ってもらった。

娘から電話があった。
「お父さん、味噌樽を収納しようと床下に入ったら、お父さんの味噌が2樽出てきたわよ!」
「ホントかよ?」
「ホントよ!良かったわね。明日、持って行くからね。」
「わかった!」
電話を切った後、私はなんだか得した気分になり、笑いがこみ上げてきた・・・・・アレッ?これって忘れてた分が見つかっただけなんだよね。オレもオッチョコチョイだよなあ。
ま、いいか。明日が楽しみ!(506話)