2016年7月8日金曜日

オトシブミだと? (621話)

先日、私の弟が樫の葉が棒状に丸くなったものを持ってきた。それが・・・


       

これである。この中に虫の卵が一粒だけ入っているという。私も店の裏の樫の木の下を探したら、あったではないか!この中に虫の卵が入ってるなんて・・・この年まで知らずに生きてきた。卵が孵化すると、この葉を食べて成虫になるのだそうだ。実に合理的!
親虫は、卵を守るために葉っぱの家を作ってあげて、それはさらに幼虫の餌となる食料まで用意してあげてる・・・まさに親の鑑。それに比べて私は、自分一人が食うので精一杯。子供たちはそれぞれ自力で生きてる。要するに私は子どもを産ませっぱなしなのだ・・・この虫に会わせる顔がない。
この虫の名前は、オトシブミ・・・落とし文だって。洒落た名前だけど、虫本人はわかってるのかね?おーい、オトシブミ、自分の名前がオトシブミだって知ってるかい?ナヌ!こんなヘンな名前にしやがって、どうオトシマエつけるんじゃい!・・・だと。

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