2012年3月29日木曜日

星の子タロちゃん物語 7・故郷星に帰省

昨日仕込んだ味噌は、今年の10月からお客様に提供する予定です。
さて、5才の孫が話題を出してくれたので、物語にしました。5才児って童話の世界に住んでるのですねえ!
青く見えていた地球も、見えなくなりました。太陽系から遠く離れたところで、タロちゃんが居た「いのち星」が見えてきました。タロちゃん初めての里帰りです。
「お帰りなさい、タロちゃん!」生命の赤ちゃんたちが、迎えてくれました。
「タロちゃん、タロちゃんの住んでる星のこと聞かせて。」
「ウンいいよ、何でも聞いて。」
「あのねタロちゃんのいる星は、どんな星なの?」
「小っちゃな星だけど、水や緑に覆われて、それはそれは美しい星だよ。」
「タロちゃんのママは、どんなママ?」
「優しくって、とってもキレイなママだよ。でも怒るとこわ~いんだ。」
「毎日、何してるの?」
「幼稚園に行って、友だちと遊んでる。いまはね、ワルモンゴッコしてる。悪者役とパンチしたり蹴とばしたりするから、けっこう痛いよ。」
「そんなことして、大丈夫?」
「大丈夫さ、遊びだもん。アッ、ボクもう帰らなくちゃ。」
「また来てね!バイバイ!」

地球に戻ったタロちゃんに、ママが見えました。グッスリ寝てます。急にママのお腹に入りたくなったタロちゃんが、エイっと気合いを入れて入りました。
「アレッ、変だぞ、歯があるよ!ありゃあお腹じゃないや、口の中だあ!」
タロちゃんが、口から出ようともがいていると、ママが大きなクシャミをしました!するとタロちゃんは、鼻水だらけになって鼻から飛び出てきました。

「ああ、夢だったんだ。よかった夢で。だって鼻水だらけじゃ、やだよ!」

夢の話を聞いたママは、鼻水を飛ばす勢いで笑いこけていました。


0 件のコメント:

コメントを投稿