5月1日、母(92才)を施設から自宅に連れてきた。
母はひ孫のタロちゃん(9才)を見て、
「この子は誰?」
「ひ孫のタロちゃんだよ」
「そうかい、タロちゃんかい?」
1分後、
「この子は誰?」
すると今度はタロちゃんが、
「タロちゃんだよ」
と優しく答えている。その1分後、母がまた聞く。するとタロちゃんが答える。この一問一答が10回以上続いた。根気強く答えるタロちゃんに成長を感じた。
さて施設に送るために車に乗せると母は、
「ここは誰の家なの?」
「オフクロの家だよ」
「フーン、そうかなあ?」
母は、50年前を生きている。
車をスタートさせた。
「どこへ行くんだい?」
「施設だよ」
「・・・・・」
施設に着くまで会話はなかった・・・せつなかった・・・
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