2016年10月12日水曜日

実は・・・(660話)

658話で紹介した甥のプロポーズは、
「そろそろ結婚しようか」
「ハイ」
だったそうです。さすがは甥らしい。というのは、オモチャの買い物だってアレコレ考えた挙句買わずに帰ってくるくらい慎重なんです。だから彼女を選ぶときも、じっくり付き合ってお互いが、
「結婚してもいいな」
と思えたタイミングを捉えて、先のプロポーズになったんだろうなと思います。相手を思いやる誠実な交際だなぁと感心します。
ひるがえって自分のことを思い出すと・・・


       

この浅間山ハイキングで彼女に一目惚れした私は、すぐに
「結婚しよう!」
「・・・・」
と、デートの度に言い続けた。半年がかりで口説くことができた‼️
今思うと、彼女のためらいは無理もなかった。彼女はまだ19歳だったから。
その後私は会社を辞めて教師を目指し、アルバイトしながら受験勉強生活に入った。いわば浪人生活してる私を、2年間も彼女は支えてくれた。彼女の両親も見守ってくれていた。感謝!
結婚した時、私26歳、彼女23歳。私の実家での生活が始まった。当時の住まいは100年も経った茅葺き農家、家の半分は土間、お風呂も丸見え。縄文時代と変わらない土間暮らしだったが、彼女は愚痴一つ言わないで私を支えてくれた。東京の便利な都会暮らしから縄文暮らしに、よくぞ飛び込んでくれたと思う。

退職した今再び、妻の細腕(?)に縋って生きている。

あの浅間山で、
「オレはこの女(ひと)と結婚するぞ!」
と決心してヨカッたなあ・・・それにしても甥の態度と比べると、あまりの強引さに冷や汗が出てくる・・・

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