2015年7月31日金曜日

オレの目は節穴だった

昔、母が元気だった頃、
「百姓仕事はな、草取りに始まり草取りに終わるって言われてる。だから草刈り鎌は、よく切れるようにしておくもんだ。どれ健夫の研いだ鎌、見せてみ。なんだこの刃、これじゃ草は切れないよ。」
と言っては、研いだ鎌を手渡してくれた。刃に触れてみると、指が落ちるかと思うほど鋭かった。雑草の生えてる畑は、百姓の恥だった。
ところが・・・


       

一昨日まで腰の高さまで草が繁茂していたのが、Kさんが草刈り機で、草を木っ端みじんにした。昨日の朝、今度は大型のトラクターで耕運した。腰の高さの草は、土にうないくるまれて、ご覧の通り。草は有機肥料となって、次の野菜の肥料となる。
隣の畑は・・・


       
トンネルハウスの中で野菜が育っている。
知らなかったなあ、今の農法は草取りをしないってことを。
母は、70年間も草取りしてたから腰が曲がってしまった。(505話)

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