2013年6月16日日曜日

50年目の絆旅 4 若葉の色は希望の色

 

三日目の朝、上高地は光の中にありました。この時期は若葉が一番綺麗なんだそうです。絆会の別れの時です。ロビーにいるU君の周りに集まりました。U君が人数を数えるのですが、出入りが多くて数えられません。そこで、

「ここいる人は番号!」

素直に番号を言ってます。まるで小学生。言われれば手も繋ぐかも。番号が終わりました。U君が、

「アレッ、一人足りないぞ」

と言って、周りを見回すと、F夫人が輪の外にいました。こちらに近付いて、

「アラ、私も数に入ってたんですか?」

何と奥ゆかしい。絆会のメンバーじゃないから、数には入らないと思っていたようです。

「ハイ、19人揃いました。ではかえりましょう。」

「ハーイ、わかりました、先生!」と言いたくなる雰囲気でした。

それにしても、名古屋、大阪、福岡と全国の仲間が3年ぶりに集いました。よく食べ、よく飲み、よく駄弁った3日間でした。

福岡で会社経営のF君夫妻。

「結婚してから、四泊五日の旅行は初めてだよ。せいぜい一泊二日、それも土曜の午後に出かけて日曜に帰ってくるという旅行だった。」

と、しみじみ語ってました。彼の手は長年の仕事で、グローブのような逞しい手でした。彼を支えてきた奥さんはエライなあ。上高地を散策しながら、2人並んでの写真をたくさん撮ってました。まるで新婚さんのようでした。

Y君家族。夫婦と二人の娘さんの4人で参加。Y君とは、サラリーマン時代、6畳一間のアパートで、私と1年間同棲(?)した仲です。Y君は、夫婦ともに闘病中の身ですが、明るく元気でした。病気に負けてない強さを感じました。

古希を迎える私たちですが、46年前に発足した絆通り、さらに仲間の絆を深めた旅となりました。次回からは3年毎じゃなくて2年毎にやると決めました。絆会、消滅しません。絆会も若葉色です。永久幹事のU君!拝みます!頼みます!あなたが幹事だから続くんです!

(続く)

 

 

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