2014年3月23日日曜日

古稀の旅 4 オーマイゴッド ❗️

3月20日、雨。ウグイスに迎えられての露天風呂。小雨に煙る景色は、まさに桃源郷。朝風呂を楽しんで、いざ出発!向かうは三島市内のS君が眠るお寺へ。

墓前で私は、

「S君、学生の時はお世話になりました。感謝してる。オレたちもご覧の通り、古稀の人になったよ。もうじきお前の元へ行けるよ。そしたら賑やかになるぞ。待っててな!」

と、心の中で語りかけました。多分、S君の墓参りはこれが最後でしょう。

最近思うのです。

私より年配の方ががんばっているのを見ると、こちらまで励まされます。それで私は、私の後に続く若い人たちに、前向きに生きる姿を見せるのが年寄りの役目なのだと考えるようになりました。そうなのです、身体がどうなろうと生きてる限りは生涯現役なんですね。ちょっと力み過ぎかな?

さて駅前で再会を約束して、妻と2人だけの帰宅ドライブ。東名をひたすら走る。ようやく首都高に入り渋谷の分岐が近い。確か右折して銀座方面に行くのだったな、と思いつつカーナビ係りの妻が、

「右折するから右車線に寄って」と言うので、

「分かった、右車線だな」と、一番右の車線に。渋滞の中ノロノロ進む。

「この車線、おかしいよ。下に下ってるよ!」

「アラッ ホント。ゴメン、間違えちゃったわ。私、どうしよう、ゴメンね」

「まったく!案内ちゃんとやれよ。バーカ!」

「何よ!わざと間違えたんじゃないのに、怒ることないでしょ!フンッ!」

と、口ゲンカしているうちに出口の交差点、どうやら道玄坂らしい。ふと前方を見ると、異変が・・・

「高速道の下から立ち上ってくるのは何だ?雲?雲が地べたを這うなんて、違うな。じゃあ煙?煙だあ!火事だ。ビルが燃えてるかも?妙子!高速道が火事だあ!」

「アラー、大変、どうしましょ?ネエ高速道にいる車が煙に巻き込まれてるわよ!ネエ、どうしたらいいの?

「車が燃えないことを祈るしかできないな。オレの車を早く移動させよう。パトカー、消防車に道を空けなくちゃ!」

黒ずんだ煙がどんどん立ち上っています。ようやくパトカーが1台到着するのを視野に入れて現場を離れました。現場の高速道路で立ち往生してる人たちの無事を祈りつつ帰路に着きました。

あの時、道を間違えなかったら、私の車が煙の中にいたのです。ゾッとしました。道を間違えてくれた妻に感謝です。時には正しい間違いってあるんですねえ。

帰宅してTVニュースを見ました。大事故にならなかったので、ホッとしました。オ・シ・マ・イです

 

1 件のコメント:

  1. 正しい間違えをされてほんとによかったですこと・・・
    そのあと通行止めになったのではないですか
    人生一寸先、何が起こるかわかりませんね

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