2014年11月30日日曜日

いざ 長谷寺へ 今もいるよ 「板の間稼ぎ 」が

埼玉東部の真言宗豊山派の各寺院から参加した長谷寺参拝者230名の殆どが60代以上の人。
夕食時のセレモニー、添乗員さんが、
「これを忘れた方は、手を上げて下さい!」
と、忘れ物を高く掲げると、恥ずかしそうに手を挙げる人。これがしばらく続く。


        

私は、
「皆んなはよく忘れるなあ。オレは大丈夫!」
と、自信タップリだったが・・・

寝支度をしている時、
「アレ?メガネがないぞ。」と、布団の周りやバッグの中を探す。フト気ずく。なんか周りがハッキリ見えない。ヘンだな?急に目が悪くなるハズないもんな。目のところへ手をやる。あった!メガネをかけてたんじゃあ、見つからないハズだ。

朝、出発前のひと時、部屋でおしゃべりしてた。
私が、
「今朝、風呂から上がって、自分の衣類が見つからないのよ。脱衣所を3回ぐらい回って、やっと記憶がよみがえり、見つけたというわけ。」と言うと、
「ある・ある、よくあるよ。」
と、同感の声。そうなんだ、よくあることなんだ、と納得。この話が呼び水になって、Rさんが、
「以前のことなんだけど、旅先の旅館で風呂を使った時なんだけど、風呂から上がって服を着ようとしたら、自分のが無いのよ。人がいなくなれば、残り物がオレのだとわかるはず、と思って一人になるのを待つことにしたけど、残り物も無いのよ。」
「盗まれたんだ。男の下着を集める趣味の奴の仕業かな?だけどRさんみたいな年寄りのパンツに興味を持つ奴なんかいるのかね?」
と、私が言うとRさんは、
「そんな馬鹿なことはないさ。それより部屋の金庫の鍵を持って風呂に来たんだよ。だから部屋の鍵を持ってる別の人に、すぐ部屋の金庫を見てきて、とお願いしたら、無事だった。部屋の鍵は偶然別の人だったから、よかったんだね。」
「そうか、パンツが目的じゃなく、金庫の鍵を盗むのが目的なんだ。いまも『板の間稼ぎ』がいるんだなあ。」
「ところで、ノーパンで帰ったの?」
「そんなバカな。旅館で用意してあるパンツを履いたよ。馬鹿でかいパンツでよ、歩きづらかったよ。それとステテコをいつもはいてるから、宿の人にステテコを借りようとしたんだ。そしたら、ステテコがないので、これで間に合わせて下さいと言って、冬用のモモヒキを貸してくれたんだ。真夏の8月だよ、暑くて、熱くて大変な思いをしたなあ。」

オレも気をつけようっと。(完)


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