2014年11月28日金曜日

いざ 長谷寺へ 2 風呂に入ろうよ

室生寺の感動に満たされたまま、再びバスの人になる。今日は(25日)早朝5時から、ひたすらバスの人である。


        

夕方5時。ようやく宿に到着。12時間のバスの旅は体力勝負。部屋でお茶を飲む余裕もなく温泉へ。添乗員から、常に時間指定されるもんだから、
「そういえば、中学生を連れた修学旅行がそうだったなあ。風呂場の入り口で、時計を見ながら『ハイ1組、入浴オワリーッ』  次!2組入れーッ。てな調子で風呂に入れたっけなあ。あの頃生徒の入浴時間は1クラス20分だったなあ。教え子の皆んな、ゴメンな!オレ、今、君たちと同じ体験してるよ〜。」てなわけ。
風呂に入る仕度をして、4人で向かう。すでに大浴場は超満員。露天風呂に方向転換。
すると大浴場の反対側に露天風呂があるじゃないですか!大きな丸い風呂と、その横には3本の打たせ湯が流れ落ちている。
「露天風呂、コレ、コレだよ」
と、私が言えば Sさんが、
「露天風呂には脱衣場がないらしいから、大浴場で裸になって入るしかないな」
と自信たっぷりに言う。しかし大浴場前の廊下は、宿泊客で混雑している。こんな人ごみの中、オトコ4人が素っ裸で通るなんて、ハズカシ〜!
「この先に露天風呂の入り口がありそうだから、もう少し先まで行こうよ。」と、誰かが言うので、露天風呂を横に見ながら、先に進む。私が、
「さっきから見てるんだけど、なんかヘンじゃない?お湯だったら湯気が出てるハズだよね。」
すかさずRさんが、
「そうだよ、湯気が出てない風呂なんてないよ!」
Kさんも、
「間違いないよ、ゼッタイ露天風呂じゃないよ!ただの池だよ。」
危うく素っ裸で、人ごみの中を歩き、冷たい池に入るとこだった。私なんか、打たせ水に打たれるところだった。危なかったなあ。あの室生寺の感動は、どこかへ飛んで行っちゃったよ。
露天風呂ですか?その先にありました。いい露天風呂でした。風呂からは漁火も見えました。仲間に、「あれが漁火だよ。」と得意げに話しました。・・・・・翌朝見たら、島の明かりでした。知らんぷりしました。


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