2014年12月10日水曜日

恥ずかしいけど・1 京都をジャージで

12月6日、35年前の教え子14人が店に来てくれた!


      

この10畳の部屋で、クラス会が始まった。幹事のT君は仙台から夜行バスで駆けつけた。懐かしの卒業生名簿を持参した子がいた。この子たちの名簿を見ていると、名前の向こうに顔が見えてきた。35年振りに見る顔、顔である。脳のどこに記憶されていたのか、不思議な感じである。
「先生、修学旅行の出来事覚えてますか?2日目の京都市内見学は、スクールジャージだったんですよ。」
「へー、そうだったっけ?」
「そうなんですよ!クラスで数人、ボンタンズボン(ツッパリ用ズボン)を履いてきた奴がいて、先生が『そのまま認めるかそれともスクールジャージで見学するか、どっちにするか話し合って決めろ』って言うから、話し合ったんだよな。それでボンタンを履いてきた奴が、『ジャージになる』って言うから、僕たちもジャージで見学したんですよ。胸にはデッカイ名札が付いてるから恥ずかしいったらありゃしなかったなあ。」
と、S君が言う。
「そうか、そういうこともあったなあ・・・」
私の幼稚な指導に恥ずかしくなった。今の私なら、絶対しない指導だ。でも教え子たちは、楽しそうに話す。やめてくれ〜、恥ずかし〜!(つづく)

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